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自費出版、押さえておきたいポイント

自費出版したい!どこに頼む?


団塊の世代を中心に、自分史や、詩、小説、評論、エッセー、研究成果など自身の作品を書籍として自費出版したいというニーズには根強いものがあります。
しかし一口に自費出版といっても、さまざまな形、方法があって、経験のないいわゆる「にわか著者」にとっては、どこに頼めばよいのか、どのように進めればよいのか、そして何といっても費用はいくらくらいかかるのかなど、わからないことだらけなのが現実です。特に地方在住の場合など、身近な印刷会社に頼むという方法も、もちろんありますが、「出版」と「印刷」は違います。執筆から印刷に回すまでの工程、つまり編集、校閲、装丁などの出来が、本の仕上がりに大きくかかわってきます。一つの本の中で、章、節をどう構成し、大・中・小の見出しをどう立てて、フォントをどう組み合わせるか、そして本文をどのように組むかなどが本づくりの基本的な骨組みづくりです。
また装丁も素人には難しく、かつ良い本に仕上げるための重要な要素です。これらの作業はやはり出版のプロにアドバイス、アシストしてもらうのが間違いのないやり方です。
また読みやすい文章にするための編集、校閲など、著者が作り上げた「素」の原稿を、一冊の書籍として完成させるためにやるべき重要な工程はとても多く、それぞれのプロセスが専門的なスキルを要する高度な作業となります。
ただ原稿を「活字」にしてくれればよいというものではないのです。やはりプロの出版社、それも自費出版の専門出版社に頼むのが最良の選択と言えるでしょう。そしてリーズナブルな費用で著者の思いに誠実に対応してくれるかどうかが、出版社を決めるうえでの大切なポイントになります。また昨今の出版の流れを見れば、電子出版が可能かどうかも重要なチェックポイントになります。

自費出版の費用はどのくらい?


出版にかかる費用を細かく見ていきますと、企画費から校正・レイアウトを含んだ編集費、写真加工費、入力・データ作成費、装丁・ブックデザイン費、そして印刷製本費などがあげられます。一冊の本を仕上げるまでにかかる総額としては、少部数でページ数も数十ページという場合は2~30万円程度からですが、部数やページ数、装丁や製本によっては100万円を超えることもあります。さらに掲載する写真の点数やデザイン、製本様式などによっても総費用は変動します。そのため出来上がってから、「こんなはずではなかった」というような金額的な問題がおきないように、出版社との間で事前にきちんとした契約を結んでおくことが重要です。
契約では費用や支払い条件はもちろんですが、編集、校正や装丁などについて、それぞれの作業内容やレベル、著者と出版社との役割分担などについてもきちんと決めておくことが必要で、このような細かなことに丁寧に答えてくれる出版社を見つけることが自費出版成功の鍵となります。プロの出版社なら著者の作品をきちんと読んで、適切に評価し、アドバイスをしてくれます。その意味でも出版社を選ぶ場合は、本づくりの力量を見極めるために、過去にどのような書籍を出版してきたか、過去の実績をホームページなどできっちりと把握しておきたいものです。

自分の本を書店で売るには


定年退職や古希・還暦記念の自分史のような、家族や知り合いなどに何十部かを配るという私家版を除いて、自分自身の魂を込めた作品を出版するなら、できれば「書店に並べたい」ものです。自費出版の実績が豊富で出版物の流通に手慣れた出版社なら、そのような思いにも答えてくれます。編集、校閲や装丁などの本づくりの力量とともに、出版流通の力量、出版販売の実績も出版社選びの鍵となります。
書籍を書店で販売するには取次店という本の問屋さんを通す必要がありますが、取次店との取引は個人では不可能な世界です。その点、自費出版に手慣れた出版社なら取次店との取引もまかせることができます。ここが極めて重要なポイントで、書店店頭に並べてもらえるかどうかのキーポイントはその作品のもつパワーであることはもちろんですが、その出版社の力量に大きくかかっているといっても言い過ぎではありません。
また実績豊富な出版社なら、出版販売のルールや著者と出版社との間の取引条件なども、わかりやすく説明してくれます。著作物のレベルが高ければ出版社が出版費用の何割かをもって出版するというケースもありえますが、通常は委託配本という形となります。このように出版の主体がどちらにあるのか、それに伴う流通にかかる費用分担はどうなるのか、新聞広告掲載費用は含まれているのか、また契約年数とその後の取り扱いなどを契約書の中で明確にしておくことも、自費出版を出版社に依頼する際の重要なポイントになります。
自費出版をするというのは、一般の方にとっては一生に何度もあることではありません。本づくりのプロとしての力量に加えて、出版販売の実績・力量も的確に把握し、信頼感を持って、企画から販売までの息の長い仕事を任せられる誠実な出版社を選ぶことが大切です。

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