美囲家 恭
ISBN: 9784434293054 / 2021年8月発売 / 1,100 円(税込)
住み慣れた故郷から上京し、学業、仕事に精魂を傾ける日々。人との出会いにも恵まれ、丈二は少年から大人に成長していく。小説風追想記、第二弾・青年篇!
加羅戸 麻矢
ISBN: 9784434293344 / 2021年8月発売 / 1,320 円(税込)
夢の世界「表象の森」に佇む妖しげな宿。たまたま1泊だけのつもりの旅籠になぜか連泊することになり、やがて私は…今と昔が交錯する空間で様々な幻影や鬼面たちが記憶の「思い」に語りかける幻象妖惑小説。
山田にしこ
ISBN: 9784434293696 / 2021年8月発売 / 1,100 円(税込)
自然界に存在するあらゆる生命が、それぞれの命を全うし、朽ちてゆく。人もまた。私は今、どの辺りにいるのか。過去を顧みて体のすみずみに沈殿させた記憶を蘇らせ、細胞の内側から生き抜く知恵や瑞々しい感性を再生させ生きる決意を表現する、著者第四詩集。
毛利隆一
ISBN: 9784434293658 / 2021年8月発売 / 1,320 円(税込)
2012年刊行の『並木正三諸工夫』の続編。江戸時代の大坂、道頓堀界隈ー実在した上方歌舞伎狂言作者、並木正三をめぐる長編時代小説。。
最上 終
ISBN: 9784434293061 / 2021年8月発売 / 1,430 円(税込)
ボクたちは使い捨ての玩具じゃない!人間との共生を選ぶ猫、人に背を向け生き抜く決意をする猫、様々な野良猫たちの過酷な生き様を描く。無責任な人間たちへの警告の物語。
みの ごさく
ISBN: 9784434292446 / 2021年7月発売 / 990円 円(税込)
百姓の倅であった渋沢栄一は、士農工商の悪弊に憤り、全ての職種に公平な貨幣、そのルールともいえる「資本主義」をこの国に導入し、今日の日本の基礎を築いた。しかし、現代社会はどうか。金儲けのためなら、何でもやるという事業者が圧倒的に多いのではないだろうか。それは、栄一の目指した資本主義自体が、大きな曲がり角に来ていることを実感する。本書では、渋沢栄一を「何を成しとげた人」なのかではなく、「何を大切にして生きた人」かを丁寧に掘り下げていく。栄一は会社創業などの「業績」で語られることが多いが「生き方」の人だった。その想いこそが、これからの世の中を切り開く人物や思想を産むことを確信させるのである
吉川長太
ISBN: 9784434293177 / 2021年7月発売 / 699 円(税込)
江戸中期、明暦の大火後、石高経済がまだ威力を保っていた時代。テレビの人気時代劇「長七郎江戸日記」の設定をほぼ踏襲しつつ、主人公松平長七郎の姿を描く小説。豪商紀州屋の愛藏する茶道具、二千両もするなつめを長七郎はなぜ木っ端みじんに打ち砕いたのか。
桑島良夫
ISBN: 9784434292392 / 2021年7月発売 / 1,100円 円(税込)
校長先生・先生たちおとなの世界を「子ども」の視点を取り入れてシニカルに描いた表題作ほか、「猫の叫び」「いかに私を殺すか」収載。現役医師による人間存在や社会に対するシニカルな視線、ブラックなユーモアが際立つ作品集。
竹本 公彦
ISBN: 9784434290824 / 2021年6月発売 / 1320 円(税込)
絵を描けなくなった画家が、探していたものとは何だったのか。旅の宿で出会った女性の存在を通して語る、漱石の芸術論、東洋思想、宗教哲学、文明論などを解説。人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。矢張り向う三軒両隣りにちらちらする唯の人である。(『草枕』より) 人は一人では生きられない。他の人と関わり合うことによって存在しているのだ
桑島良夫
ISBN: 9784434290503 / 2021年6月発売 / 1100 円(税込)
現役医師が人間存在に対し、シニカルにユーモラスにブラックに問いかける小説。平成12年に私家版で『3 1/2』と題して刊行した作品を改題。