tel:0661368657
(大阪) 大阪市福島区海老江5-2-2 大拓ビル5-710【→地図】
(東京) 東京都新宿区西新宿8-11-10 星野ビル3階【→地図】
自費出版の風詠社 HOME → 書籍紹介

書籍紹介

文芸(小説・詩・エッセイ)
CATEGORY
句集 柿の木のある家

句集 柿の木のある家

下本慈江
ISBN:  9784434290800 / 2021年6月発売 / 1650 円(税込)

淡路島に生まれ育ち、結婚を機に米国・ロサンゼルスに移住。1973年から同地の「やからんだ乃会」という句会に参加。三十代から六十代に至る時代に創作された作品の数々は、日本人として、海外居住者として、妻として、母としての人生が刻まれているー。

パライソの島

パライソの島

竹山和昭
ISBN: 9784434290404 / 2021年6月発売 / 1100 円(税込)

念願であった長崎県五島列島を巡る旅に出た二人。しかし、それは百五十年前、この地で多数の潜伏キリシタンが命を落とした苦難の歴史を追体験する旅でもあった。--慶応三年、野崎島から六名の若者が洗礼を受けるため、長崎の大浦天主堂へ船出した。しかし、進路を誤り遭難。幸運にも救助されトカラ列島で百日余を過ごし、五島への帰途に就く。幕府は倒れ、新たな時代が訪れると思われたが、新政府もキリシタン禁制を続け、弾圧の嵐が吹き荒れ、不気味な空気に支配されていた。五島でも信者達に凄まじい拷問が加えられていた。明治六年二月、政府よりキリシタン禁教の高札が撤去された。しかし、キリスト教が公認されるまでに、実に二百五十余年もの時間を要した。--私は眼下に広がる真っ白な砂浜を見ながら、百五十年前にこの地域一帯で吹き荒れたキリシタン弾圧下、まさにこの地で生まれ、そして死んでいった若者達の一生を思った。

コロナにもの申す! 73歳 お婆のつぶやき

コロナにもの申す! 73歳 お婆のつぶやき

福本秀子
ISBN: 9784434289590 / 2021年5月発売 / 999 円(税込)

世界は新型コロナウイルス感染症によるパンデミックに見舞われている。ワクチン開発も進み日本でも実際に接種が始まった。しかし、対策は後手後手の感がいなめない。筆者は、指定感染症扱いによる、1類から3類扱いの特別枠を取り払っても良いのではないかと訴える。なぜ、5類の季節型インフルエンザクラスに下げないのか。インフルと同じ扱いにしたらどんな問題が生じるのか、同じ呼吸器感染症として同格に扱えないことはないのではないか。緊急事態宣言を出して飲食店をむやみにいじめて、みんながちぢこまって生活する必然性があるのか。今世紀最大の感染症になるだろう新型コロナ感染症は多くの尊い命を奪い去っている。いずれ、人類の叡智が結集し、打ち勝つ日が来ると信じている。感染管理の専門看護師として従事した筆者が、専門家の意見や世論を交えてコロナに翻弄される政治や医療に鋭く迫る。

Good Bye My・・・

Good Bye My・・・

尾道貴志
ISBN:  9784434290275 / 2021年5月発売 / 968 円(税込)

ピアニストを目指す、女子高生の村上琴は、原因不明の症状で左手が利かなくなってしまい夢をあきらめかけます。そんな折、旅先で出会った二人が彼女の人生を変えることになるのです。この二人も心に大きな傷を抱えていました。自らの不注意により、教え子を失った宗田圭子、最愛の妻と子供を事故で失った出水涼。彼女達は自らに吹き付ける向かい風に立ち向かうべく、ある演劇作品の上演を目指します。集まった仲間達と劇団を立ち上げるのですが、彼らもまた各々に問題を抱えていたのです。一人一人が自らの向かい風に立ち向かい、人生をつかみ取ろうと懸命に取り組みますが、彼らにさらなる試練か、災害に見舞われ、大切な仲間を一人失ってしまいます。一度は上演をあきらめかけたものの、周囲の人々の協力も得て、上演を決意。そして、ついに芝居の幕が上がります……。逆風に敢然と立ち向かい、自らの人生を取り戻そうとする人々の勇気と再生と感動の物語。

逗子開成中學ボート遭難事故の謎  連鎖の海

逗子開成中學ボート遭難事故の謎  連鎖の海

大地蒼梧
ISBN: 9784434287398 / 2021年5月発売 / 1540 円(税込)

筆者の幼い頃、祖母から聞いた記憶から甦るある事故。それは明治43(1910)年に発生し、12名もの若者の命を奪った「逗子開成中學ボート遭難事故」であった。筆者は膨大な資料を読み解き、調査していくうち、一見、無謀な学生たちが起こした遭難事故だと思われた事故から三つの謎を見いだす。第一の謎は、事故は何故起きたのか。第二の謎は、消えた遭難者。第三の謎は、何故、事故の記憶は人々の脳裏から離れず未だに語り継がれているのだろうか。

裁きの鱗

裁きの鱗

ナイオ・マーシュ
ISBN:  9784434288425 / 2021年3月発売 / 1540 円(税込)

物語は、今なお封建的な風習が色濃く残るイギリスの小さな田舎で発生します。准男爵の称号を持つハロルド卿が「ビック」という言葉を発しながら息を引き取ります。息を引き取る前にハロルド卿は自身の「告白」ともいうべき原稿をカータレット大佐に託し、公表するかどうかを委ねていました。しかし、その数日後、カータレット大佐も死体で発見されます。ボトム橋の近くの川に生息し、地元では“伝説の大物”と呼ばれれているマスは、釣り上げられた後、なぜ移動していたのか? ハロルド卿が発表しようとしていた原稿には何が書かれていのか? 事件を担当するロデリック・アレン警警部は散らばった証拠を拾い集め丹念に解きほぐし、真相にたどり着きます。随所に張り巡らせた伏線、意外性のある真犯人、供述から徐々に犯人を絞り込んでいく緊迫感、まさに英国黄金期の本格ミステリの面白さを堪能できる傑作。

狂気の銃弾

狂気の銃弾

根本 弘史
ISBN: 9784434286292 / 2021年3月発売 / 1430 円(税込)

病院の集中治療室で起きた前代未聞の銃撃事件。なぜ、男たちは傷ついた仲間を殺さなければならなかったのか。組織犯罪対策課の元警察官が、暴力団による銃犯罪をリアルに描いた快作! 私は絶対許さない。突然、父親を亡くした女性の言葉が、強く私の胸を刺した。大切な人を理不尽に殺された者は、どうすることもできない怒りと悲しみを抱えながら生きていかなければならない。そんな思いをする人たちが少しでもいなくなってくれることを願うばかりである

おーい、モモ松!

おーい、モモ松!

平塚保治
ISBN:  9784434287107 / 2021年3月発売 / 1320 円(税込)

筆者は仕事をやめてポルトガルへ旅立つ。到着後、大学の初級外国人コースに入学し、下宿も決めたものの言葉も分からず、思考はどんどんとネガティブな方向へ。そんな時、下宿先の娘からの一言がきっかけとなり、積極的に出歩くようになり、ポジティブに豹変。徐々に言葉も理解できるようになり、ポルトガル人の人柄にも馴染んでいき、友人も増えてきた。そんな時、運命的に出会ったのがバーニーズ・マウンテン・ドッグだった。この犬種は成犬で体重が約50キロにもなる大型犬。性格は、温和で従順、飼い主との絆を大切にする。“モモ松”と名付け飼い始めてから常に行動を共にした。その後、数多くの思い出を残して、5年ぶりに帰国。それからは、車の後部座席を改装し、休みの日にはモモ松と泊まれるペンション巡りを楽しんだ。しかし、そんな楽しい日々にもついに最期の時が訪れる……。モモ松と筆者の出会いと別れを愛情を込めて綴る。愛犬家号泣必至!

掌編集 てのひらの愛2

掌編集 てのひらの愛2

やまねよしみ・四方康行
ISBN: 9784434286247 / 2021年2月発売 / 880 円(税込)

書くことで心は浄化されていく──祖父母から教わった大切なこと、父親への思い、母親との葛藤。これまでの人生を回想し、胸の奥にある感情を綴った掌編集。自分を「ハンサム」だと思い込んでいたら…。「つるむ」という言葉の意味は…。「ビールは注がない」ほうがいい…。共著者である大学教授の夫が「言葉」や「文化」について考察したユニークな3編も収載。

閑居老人日誌

閑居老人日誌

藤目 雅骨
ISBN: 9784434285998 / 2021年2月発売 / 1650 円(税込)

妻に捨てられ子供を失い一人で暮らす老人のもとに、一匹の野良猫が現れた。病気を患う老人は医師の誤診を疑ったり、全快を期待しては落ち込む日々を繰り返す。行きつけの飲み屋で過ごす常連たちとの時間や心癒やされる猫との会話(?)を通して、年老いた男の心の内側を描いた物語。

ページTOPへ