自費出版の風詠社 HOME → コラム → 電子書籍なら安い費用で自主出版ができる

目次

電子書籍なら安い費用で自主出版ができる

電子書籍での出版が注目されている理由


ここ数年で電子書籍を利用する人が増加している傾向にあり、今後もますます市場規模は大きくなっていくと見られています。特に近年電子書籍の市場が急成長しているアメリカでは、紙の書籍よりも安い価格で書籍を購入できるため、利用者が増加しています。日本でもストアの数が増え、扱う書籍の種類も小説だけでなく雑誌や漫画、ビジネス本まで幅広くそろっているため、さまざまな年齢層から人気を得ています。
市場の拡大と共に注目されているのが、電子化した書籍での自費出版です。以前は、自作の本を個人出版しても販売できる場所が少ないために、イベントやフリーマーケットに参加しなければ自費制作本を販売するのは難しく、個人で本を出版するのはとても敷居の高いこととされていました。そのため、本を自費制作する人の多くは、販売が目的ではなく保存や記念用として制作している人でした。
しかし、現在は電子書籍の普及によって、誰でも自費制作した本を電子化して販売できる時代になりました。そのため、自費版が以前よりも身近になりつつあります。
また、大手ストアは海外からも購入できるため、日本のみならず世界の人々にも自分の作品を見てもらえるようになります。最近では、自費制作された書籍は小説だけではなく、写真やビジネス本、絵本などジャンルもいろいろなものが存在しています。小説や写真のように趣味が高じて出版をするケースの他にも、自分のノウハウを提供する人も多くいます。
自作の本を電子化して幅広いマーケットで販売するのは、便利な方法として今とても注目されています。

電子書籍で自費出版するメリット


電子書籍での自費出版には、多くのメリットがあります。
紙の本を自費制作する場合には、印刷や製本を依頼するとき、最低部数以上の依頼でなければ制作できないケースがあります。そのため、自費制作本の在庫をたくさん抱えなくてはならず、保管場所の確保や在庫管理という作業も必要になります。しかし、電子書籍での出版なら印刷や製本する必要はないため、最低何冊以上という縛りもなく、在庫スペースの確保や管理も不要です。
また、過去に作家としての経験や実績がなくても誰でも出版できることが、電子書籍出版の魅力です。決してプロでなくても、文章を書くことを趣味にしている人や、写真が趣味である人などが気軽に自作本を出版でき、それを多くの人に発信できます。最近では、自分のブログサイトの記事を書籍化して出版する人もいます。このように、本のジャンルや目的はその作者によってさまざまで、幅広く利用されています。
この他にも、基本的に一度出版したら自身で絶版にしない限りずっと販売し続けられるというメリットもあります。紙の書籍の場合は書店で販売されても売れなければ絶版となりますが、そのような心配はありません。自分の本が誰かに読まれるほど印税を永久的に得ることが可能です。最近人気を得ている、定額料金で読み放題のサービスを行っているストアの中には、読者に読まれたページ分の印税料が支払われるところも実在します。著作権料は一般的な紙の本は相場が安いので、電子書籍の方が高い割合の著作権料を得られるのも魅力です。
ストアの多くは、自費出版と大手出版社から出版された書籍とが全て一緒に販売されているので、自分の作品が大手出版社の本と同じ場所に並ぶのも夢ではありません。

自費出版に伴う手続きも簡単にできる


紙の本を自費出版するためには、印刷費用や製本費用などの多額の初期費用が必要となります。さらにページ数が多いほど、インクや紙を要しますからその分費用も高額になりやすいものです。
しかし、電子書籍として出版すれば印刷や製本といった作業が不要なため、書籍の制作費用を大幅に抑えることが可能です。高額な初期費用を費やしなくても良いため、初期費用の回収の心配もありません。安心して利用することができます。
文章の書籍化はもちろん、大手書籍ストアへの登録や著作権料など、書籍をストアで販売するまでには手続きや登録が必要です。ストアによっては規約や登録の仕方も違うため、数多くのストアで販売したい場合には手続きに時間を要してしまうことがあります。そこで、出版に関わる手続きを代行してくれるサービスを利用すると、簡単に出版が可能となります。出版したい文章を作成してデータに保管さえできれば、その後の手続きや登録作業は全て業者が行うため何もしなくて良くなります。自費出版が初めての人や、確実に出版手続きを行いたい人は、専門知識を持った業者に依頼するととても便利です。
電子書籍での自費出版は、紙の本よりも費用が安いのが一番の魅力です。費用を抑えられて広い市場で販売することができるのは、メリットも多く利用価値がとても高くなります。自作の本を出版したい人や興味があるという方は、電子書籍での出版が便利でおすすめです。

こちらの記事の監修者

自費出版の風詠社コラム編集担当 大杉剛

  • 株式会社風詠社代表取締役社長。
  • 1979年3月、早稲田大学第一文学部ロシア文学専攻卒業。
  • 畜産関係業界紙編集記者を経て、印刷会社でシャープ(株)の社内報編集を担当。
  • その後、東京および関西に本社を置く自費出版会社3社に勤務し、企画・編集した書籍は450点以上。2008年に株式会社風詠社を設立。自費出版の編集歴は30年以上。
  • コラムでは、読者の皆様や自費出版を検討されている方に、有益な情報をお届けすることを目標に執筆しています。

風詠社Twitter

風詠社note

ページTOPへ