美囲家 恭
ISBN: 9784434283925 / 2021年1月発売 / 1100 円(税込)
毎日が「ちょこっと」の連続であると思う。その「ちょこっと」を普通に当たり前にそれぞれの知恵を周りの人達に教わりながら実践し、成長して欲しい。その先が勝ち組なのか負け組なのか分からない。いずれは自分で進行方向を定め、舵を切れば良いことである。普通の生活ってどんな風?と聞かれた時、「普通」の定義は人様々であり、一言では表せない。昭和から平成そして令和になってどんな「普通」がその時代に合った生き方なのであろうかと自らを作中の主人公に投影し、幼い頃の記憶を呼び覚まし綴った私小説的追想記。
小泉 清
ISBN: 9784434283932 / 2021年1月発売 / 1540 円(税込)
昭和27(1952)年生まれの元新聞社勤務の著者が、平成22(2010)年から続けている個人サイト「季節を歩く」の記録の中から、自らが特に印象に残り、今につながる22話を抽出。「1 あの戦争を忘れない」「2 この土地に立つ」のテーマに編んで写真とともに収載。全国各地を訪れ、土地の自然や人々と親しくふれあいながら取材を深め、さまざまな風土や歴史のなかで育ち、なりわいを重ねてきた人々の生きた言葉、記憶と証言などを書き留めた、心情あふれる探訪記。
椎原はつ子
ISBN: 9784434284540 / 2021年1月発売 / 1320 円(税込)
嫁ぎ先の義母が認知症に…。壮絶な介護生活の中、否が応でも自らの人間性と向き合い、苦しみ、後悔しながらもそれらを乗り越えたとき、見えてきた世界があった。実体験を交え、綴った感動の物語。
福島佑一
ISBN: 9784434282096 / 2020年11月発売 / 1650 円(税込)
潜水艦は沈没の喜機に瀕していた…、極限状態に置かれた時、人間の真価が問われる!兄の切腹の介錯を務めることになった弟は…武士社会の非情を描いた時代小説短編『雪解雫』を併録。
久野良夫
ISBN: 9784434279423 / 2020年11月発売 / 1320 円(税込)
私が壊れてゆく…。アルコール依存症を自己責任と片づけてはいけない、これはれっきとした病気である。本書は、出口の見えない地獄のような病と向き合い、戦い、ついに克服しつつある「家族」の壮絶な記録である。
鬼ヶ島戦記 Record of Onigashima War
最上 終
ISBN: 9784434281242 / 2020年11月発売 / 1540 円(税込)
その孤島は冬には気温が氷点下にまで下がるため、およそ人が住むには適さない。少年達は八歳になると「モイドム」という施設で否応なく武術や殺人術を身につけさせられる。大半が命を落とす中、そこで生き抜いた者のみが兵士となり「青軍」と呼ばれ、赤を身に纏う敵である「赤軍」との戦争という終わりのない地獄の日々へと突入していく。架空の異世界を舞台にしたファンタジー大河小説!
里見正文
ISBN: 9784434280733 / 2020年10月発売 / 1,540 円(税込)
明治40年に大志を抱いて朝鮮に渡った一人の男と、その妻娘の植民地での歴史(韓国併合や戦争など)を背景に家族間の悲哀、愛を織りこんだ庶民の物語。一家族の生き様を激動の歴史を通して描いた大河小説!
野中ウサギ
ISBN: 9784434278341 / 2020年8月発売 / 1320 円(税込)
作句歴30有余年。森武司氏主宰「球」に創刊号より参加。精力的に句作を続けてきた著者
待望の第一句集ついに刊行ー。春泥になまあたたかき邪心埋めぬ/「友だちでいよう」は嘘つき猫柳/失意なら恬淡として麻を着る/この家のまたこの夏の百日紅/雪女狂わす男いて煮ゆる他、秀作140句掲載。
芳賀 融
ISBN: 9784434278334 / 2020年8月発売 / 990 円(税込)
「猫は人を詩人にもするし、科学者にもする。そのことを私は身をもって経験した」
二匹の猫との暮らしで見えてきた、それぞれの性格の違いや彼らの様々な生態を冷静かつ愛のこもった筆致で綴った?猫好き?必読のエッセイ集!
第一章 猫を飼うということ 第二章 こどもからおとなへ 第三章 個性の違い 第四章 丸刈り事件 第五章 知恵くらべ 第六章 なくて七癖 第七章 脱走常習犯 第八章 目と目つき、そして目線 第九章 鳴き声の不思議 第十章 名ハンター 第十一章 音楽愛好家 第十二章 本能との闘い 第十三章 ストレスと病 第十四章 緊急避難 第十五章 安息の地を求めて 第十六章 感謝
牧俊太郎
ISBN: 9784434278228 / 2020年8月発売 / 1100 円(税込)
「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」--この歌を遺し、刑場の露と消えた武力攘夷の「未成の人」吉田松陰の悲劇をつづる。松陰の後輩達が継いだ長州藩・明治国家は、隣国を侵略「属国」化、そして敗北、日本も「従属国」の道へ。一方、幕末に堂々と独立を「大義」と謳った、横井小楠・中岡慎太郎の開国論を対置。そこに2つの世界大戦後、澎湃として起こった「民族自決権」の芽生えを見る。著者の我が国近現代史評論・第5弾。資料写真挿入。
序 章 毛利・徳川の決戦とその怨念/第一章 「未成の人」吉田松陰の悲劇と長州閥/第二章 幕府最後の九十年ーー開国圧力と幕政の転変/第三章 開国へ燃える蘭学者たちーーなぜオランダか、この時代か/第四章 独立と開国の両立を探求ーー横井・中岡に見る「民族自決」の芽生え/第五章 近代日本の夜明けに起こった異様な大事件ーー神仏分離・廃仏毀釈が映し出す明治国家/終 章 野辺に朽ちたものーー松陰「辞世の歌」と大和魂を考える/参考文献/おわりに