竹嶋悠
ISBN: 9784434357879 / 2025年6月発売 / 1870 円(税込)
改憲の肝は9条ではなく、国民主権 vs 象徴天皇制!?
格差が拡大し社会の分断が進むなか、憲法第一条の「日本国民統合の象徴」とは何を意味しているのだろう? 価値観の多様性・多文化主義が発展するなか、国民すべてを十把一絡げに捉える「天皇制原理」はこの時代に即しているのだろうか??自由な意見が活発に交わされるSNS民主主義の地平が開かれつつある今こそ、天皇制観のパラダイム転換をともに考えよう。
新装改訂版 誰でもすぐ入居できる国営老人村構想 自由死の権利と国によるその権利の保障を考える
杉本 尚司
ISBN: 9784434356094 / 2025年4月発売 / 880 円(税込)
超高齢化社会を迎えようとする現在、一つの新しい死に方と死に場所を模索した本です。一定の条件のもとにおける自由死(断食自然死や自分の意志による自己安楽死など)の権利は、社会的に認められるのか、といった問題を明確に提起し、この権利が社会的に認められることになれば、国はその権利をどう保証し実現すべきか、超党派的に国民皆で考えていく必要があるでしょう。
獨協大生と草加市障害福祉サービス事業所つばさの森 マドレーヌが紡ぐ地域貢献の記録
高安健一
ISBN: 9784434355332 / 2025年4月発売 / 1430 円(税込)
地域×大学×SDGs
本書では地域と大学・学生の関わり合いを通じて社会課題の解決を目指すソーシャルビジネスを展開した「つばさの森」プロジェクトを眼目として紹介するとともに、地域連携型PBLの目的と意義、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念、地域と学生がコラボすることによる双方のメリット、協働にあたって注意すべき点などを解説する。
泉義雄
ISBN: 9784434351525 / 2025年2月発売 / 1540 円(税込)
釈迦や古代ギリシア哲学のセネカ、ショーペンハウエルなど先賢の思想をひもときながら、哲学が向き合うことを避けてきた「死の受容」というテーマと真っ向から格闘してきた著者の集大成。「生への執着」を断ち切ることによって、「人生いかに生きるべきか」という人間の究極のテーマをあきらかにし、コンパクトにまとめられた作品。日常生活に追われ、根本的問いかけを忘れることの多い人たちへの痛烈なメッセージ。
高橋 昌久
ISBN: 9784434347337 / 2025年1月発売 / 1870 円(税込)
作家・高橋昌久氏による、『マテーシス流バカロレア解答例集』です。フランスが誇る記述式哲学試験に、高橋氏は「対話篇」という手法を用いて挑みました。試験問題を解くのではなく、試験問題そのものを「哲学した」一冊です。
100年前、韓国ソウル(旧京城府)の地域社会 社会事業(隣保館)に尽力した施設団体と、知識人・社会事業家・篤志家等の同化パラダイム
天城寿之助
ISBN: 9784434349584 / 2025年1月発売 / 1650 円(税込)
本著では、社会事業史(社会福祉史)の側面から1920年代の植民地朝鮮における社会事業に焦点を絞り、社会事業の思想的意義や歴史的展開、社会事業施設の設立と地域分布、又は朝鮮総督府が制定した行政法、社会事業法と国籍別に社会事業に尽力した施設団体の性格や日本人、朝鮮人、西欧人の活動内容について考察した。
膨大な文献・資料を読み解き、100年前のソウルの地域社会の具現化を試みた労作。
古代千島列島ルートについて考える 旧石器時代のホモ・サピエンスも通った北海道とカムチャッカ半島を結ぶルート
大谷 和男
ISBN: 9784434349102 / 2024年12月発売 / 1980 円(税込)
知床岬の北東に広がる千島列島──。.オホーツク人やアイヌはなぜ、この列島を北上していったのか? 郷土博物館の資料やアイヌの伝説をはじめ、2004年に筆者が訪れた際の記録、多数の文献などをもとに考察する。
村上良雄
ISBN: 9784434344275 / 2024年11月発売 / 3080 円(税込)
魂がふるえる、夢ある運動がここにある。
奈良の地で芽吹いた「誰もが自分らしく生きられる家」づくりをめざす運動は、関わる人たちそれぞれが思い描く夢を重ね合わせて次々に実現してきた。
その「わたぼうし」スピリットはアートと音楽の風に乗り、奈良から全国へ、そして今や日本から世界へと広がっている。
絆を結び続けてきた「たんぽぽの家」、その50年の軌跡を綴る一冊。
言葉 物語 小説 ベケット、ブランショ、ロヴェッリから古井由吉へ
桑原康一郎
ISBN: 9784434337543 / 2024年9月発売 / 1650 円(税込)
文学論と二篇の美術評論を収録
世界とはモノの総体ではなく、量子の構造のように、モノの関係の総体として在る。言葉は、量子の重なりのように、類化・別化という関係でできている。「言葉 物語 小説」
アートに言葉=メッセージを取り込んだデュシャンから、現代アートは迷路に入ってしまった。デュシャンに惑わされるな、美術は決して言葉に堕してはならない。「デュシャンを曲がり損ねた現代アート」
模倣→具象→抽象と歩みを同じくした絵画と日本庭園の歴史。モンドリアンの作品と禅庭の歴史を辿り「抽象」とは何かを探る。「モンドリアンと枯山水」
辻村昭造
ISBN: 9784434344060 / 2024年9月発売 / 1760 円(税込)
1960年代頃からスタートした日本のファッション黎明期も約半世紀が経ち、筆者が服飾デザイナーになって約50年。欧米諸国とは異なり、服飾文化にDNAを持たない日本人は、それを追いかけてきた。筆者がファッションデザイナーとして、長年活動してきた中で、研究し、思索し、体験してきた「ファッション」について考察した集大成的エッセイ!