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自費出版で電子書籍を出版する際のメリットとデメリット

自分が望む本を出版できる自費出版


本を出版したいと思ったとき、三つの方法があります。一つ目は、全額自分が費用を負担して出版する自費出版です。二つ目は、自分と出版社がそれぞれ費用を出し合い出版する共同出版です。三つ目は、全額出版社が費用負担してくれる商業出版です。本屋でよく見かける本の多くがこれに当てはまります。図書館では商業出版の本を多く置いてありますが、地方の図書館などに行くと地域の偉人についての本や、市の歴史について総集している本に出会うことがあります。地域限定の書籍や流通量があまり多くない専門書などは、出版社によって販売されることもありますが、自費出版で行われることもしばしばです。
商業出版の場合、利益を得ることが目的の一つとしてあるため、売れることが前提です。そのため、出版社が売れないと判断した本に関しては、基本的に出版されません。しかし、自費出版には出版社は関わってこないため、出版可否を判断されることなく、自分が希望する内容を出版できます。
また、ページ数を気にする必要がないので、自分が得た知識やそこから思い至った考えなどを本を通して思う存分伝えられます。自分の家の歴史を記したい、学校などで作った詩集を出版したい、という夢もかなえられます。
自費出版を検討する場合、電子書籍を出版する方法があります。以前は紙の書籍しか選択肢がありませんでしたが、今では多くの人が電子書籍アプリを購入したり、ダウンロードしたりして手軽に電子書籍を楽しんでいます。手軽に出版が可能なため、デメリットよりメリットの多い方法です。

メリットとデメリットを考える


電子書籍は、書籍が汚れたり、本の端が折れてしまったりということがありません。破れてしまったり、経年劣化したりすることもないので、いつまでも購入当時の状態を保てます。特に写真や図表が多いものは電子書籍が便利です。紙の書籍は印刷しなければならないので、厚みがあり重く、持ち運びに不便な場合もあります。専門書などページ数の多いものなら、カバンに入れるのが大変です。電子書籍になると、どれだけページ数がかさばっても簡単に持ち運びできます。
自費出版で電子書籍を出そうとする場合、何といっても印刷製本代や書籍を保管する在庫管理がいらないので、管理が楽で安く出版できるというメリットがあります。紙の書籍では、書籍の表紙にカラーをたくさん使うとそれだけ費用がかかります。しかし、電子書籍なら何色使っても印刷しないため費用に変わりはありません。よって費用を気にせず、自分の望むままにおしゃれな装丁を作ることができます。
また、紙の書籍は誤字脱字などにより修正するとなると、既に印刷したものに関しては変更が難しく、印刷前でも変更した原稿を印刷所にお願いしなおすなど手間がかかります。これに比べ、電子書籍はデータを更新するだけで済みます。既に読者が購入してしまったものでも、ダウンロードデータを更新すれば修正した内容になりますし、原稿の修正に加えて本の表紙も手軽に修正できます。
しかしながら、書店でふと目にとまるということがありません。電子書店にアップして、そこのページをチェックした人だけが見ることができるので、宣伝が難しいというデメリットがあります。

電子書籍を自費出版する際の大きな流れ


自費出版を検討したい場合、まず電子書籍が販売できる出版社に連絡するところから始めます。インターネット上でいくつかの出版社を探し、見積もり依頼を行います。最初は電話やメールでやり取りをすることになるでしょう。電子書籍の出版の実績があり、上手に流通させることができるところや出版ルートを持っている会社を選ぶと安心です。自分が持っている原稿を送って、見積もりを待ちます。
見積もりには、電子書籍を出版するための費用が記載されています。自費出版を希望する人が支払う費用なので、どういった項目があるかよくチェックします。同時に書籍が売れた場合の印税、著作権使用料の比率や、出版契約期間をどれくらいに設定するかという出版契約書も確認します。ほとんどの会社でここまでは無料で進めてくれるので、分からないことや疑問は何でも相談しておきましょう。スタッフに疑問に答えてもらい、出版する際のメリットだけではなく、デメリットについても誠実に教えてくれるかを確認します。契約内容に納得したら、契約を行い出版に向けての具体的な仕事を始めます。
編集、文章の校正はもちろん、書籍の表紙になる部分のデザインも話し合って決めていきます。紙の書籍と違い、何度でもカラーを変更したりデザインを見直したりすることができるので有利といえます。編集がすべて完了したら、出版です。電子で出版する場合は、印刷という過程はありませんが、電子書店に本をアップしたり登録したりする作業を行います。出版社によっては、自社のホームページなどに掲載して、書籍紹介などを行ってくれる場合もあります。

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