各種媒体を上手に活用して電子書籍を作成するコツ
電子書籍の媒体各種
本を流通させるには書店に並べてもらわなければなりません。同人雑誌のように書店を介さず自分たちで販売をするとしても、どこかの取り次ぎ会社を通さずに本を売るというのは、かなり困難です。同様に電子本という形にするには専門の業者を通さなければ難しいものです。
現在大手も含めて電子本を扱う専門ストア及び取次店が増えており、オンラインにて本の流通を図っています。インターネットは世代を超えて、また全世界に情報を配信することができるもので、幅広く自作品をアピールできる力が絶大的にあり、これを利用しない手はありません。分野によっても利用すべきサービスの種類が様々に分かれるので、自分の作品はどの分野に属しており、誰をターゲットにしているかを明らかにして、適切な活用をしていくことが賢明です。すぐテレビで報道されたり、新聞に載って話題を集めたりすることは難しいものですが、需要があれば必ず閲覧者が増えます。
特に、電子書籍を取り扱っているストアやアプリにて本を掲載、販売するのも一つの手です。誰でも名前をよく耳にする有名なショッピングモールの特定サービスとして直接運営されていることもありますが、専門の取次店として多くの
自費出版を手がけてきたというところもあります。電子出版業界では次々といろんな会社がサービスを導入してきていて大変賑やかになっています。まずは参加してみて本の体裁を整えてみましょう。
オンラインで自費出版ができるのと同時に、SNSと連携して利用者らとの交流や相談ができるところも増えており、人気が出ればテレビなどで紹介され、ネットを使わないユーザーにも閲覧してもらえる機会が増えることもあります。ただし全てがそうだとは言い切れず、事前に人気の度合いや口コミをリサーチすることが重要です。
どのような媒体を電子書籍に活用するか
電子本を読む時にはPCやタブレット、スマートフォンなど、どの端末でも気楽に読めますが、昨今の傾向としてはPC以上にタブレットやスマートフォンがよく利用されています。電子書籍も対応が進んでおり、必要端末が限定されていることもあります。PCで見る際には電子書籍リーダーを使うと読みやすくなりますが、あらかじめPC閲覧にも対応しているところを探すのが最も適切な方法でしょう。
電子本が普及してきたのはこうした携帯端末の普及が急ピッチで進んだという背景もあり、今では様々な媒体で手軽に閲覧をすることができるようになっています。このような媒体の豊富さにも目を向けた上で、自分の本はどのような分野に所属しているかを明白にして、対応可能なところに作家登録をしてみましょう。大半のところは分野の区別なく利用できますが、例えば童話や絵本で交流しましょうというSNSタイプの専門ストアだと、コミックやイラストの同人雑誌程度までが無難な路線なので、成人向けの小説は向きません。
商業用書籍や宣伝を目的にした書籍も受け入れてくれるようなショッピングモールの一種であれば、読者を集めるのはそう難しくないでしょう。初めて本を出すという人は、最初はサポートを受けながらの出版することがおすすめなので、出版社で随時募集している自費出版サービスを低コストで利用するのが、最も無難です。経費をかけずに名の通ったような無料の専用ストアでじっくり時間をかけて販売していくという場合は、SNS兼用の専用ストアで見聞も深めながら少しずつ流通させる方法が妥当です。
適切な媒体を電子書籍に選ぶために
電子書籍をサポートしてくれる媒体となる機関は多種多様あるので、自作品の方向性や作風にあった場所を選ぶのが最適であることは言うまでもありませんが、将来的に紙媒体での出版も考えているなら、やはりプロの出版会社に依頼するのが早道です。当然それ相応の経費はかかるため、まず複数の業者に連絡をとって見積もりを集めるのが先決です。
あまりに激安であると感じた場合は、安さがどこから来ているかを最初に確認をしてみるのが一番です。納得できる説明をもらえ、先述したように方向性や作風が合致しており、自費出版の条件にも同意できるようであれば契約成立です。出版から結果が出るまでの間が相当の期間を要することを考えると、お互いに気持ちよく作業できることが一番であるため、著者としての自分の思いにも寄り添ってくれるような担当者がいるところがおすすめです。
どうしても気持ちがしっくりいかないようであれば担当者を変えてもらうか、他の出版社を再度検討するなどすれば良いでしょう。顔をあわせずに打ち合わせをする場合もありますが、できる限り時間を合わせて顔と顔を合わせる体制の方が、心の通い合いもあっておすすめです。無料もしくは安く電子出版を進める専門ストアになると、一般的に担当者と顔を合わせずネット通信だけで連絡を取り合うケースが増えますが、性格上その方が気が楽という人もいるでしょう。よって、最終的にどこに依頼するかは自分の気持ちということになります。その場合原稿は手元においてコピーでのやりとりになるかデータに変換したものでのやりとりになりますが、自分が安心してできる形が理想なので、こうした点も選ぶ際の基準にしましょう。