自費出版の風詠社 HOME → コラム → 自費出版で自分史を執筆するために知っておくこと

目次

自費出版で自分史を執筆するために知っておくこと

自費出版とは



昨今では自費出版をする人が多くいる時代になりました。その中でも特に「自分史」は人気があるようです。興味のある方も多いのではないでしょうか。今回は自費出版をお考えの方に役に立てるよう、自費出版の中でも人気の高い「自分史」について、その出版に掛かる費用についてなどを説明しますので、参考にしてみてください。

自費出版とはその名の通り、自分でお金を出して本を出版することです。全て自分でという事は無理ですので、出版社に頼むことになりますので、その際の手順を説明します。まずはネットで検索してみて良さそうな出版社がいくつかあれば、資料を送ってもらいましょう。その中で良さそうな出版社に、ご自身の作品を送ってみましょう。その際、どこの出版社にするかが大事です。今はありとあらゆる出版社でこのような出版を手掛けていますので、検索すれば様々な出版社が出てきます。その中でご自身に合うようなところを精査するのです。大手出版社が良いとは限りません。実際に電話を掛けてみて、ご自身の思いに応えてくれそうなところか、出版に対する思い入れを分かってくれるのか、感じとってみましょう。ネットや人の評判も決め手の目安になりますが、実際に電話で話をしてみた方がより分かるはずです。

その後に作品を送れば、出版社からの返答がありますから、出版に関する相談をします。その際に見積もり等も出してもらいましょう。きちんとした出版社であれば、お金に関することもきちんと分かりやすく説明してくれることでしょう。本が売れた際の還元率についても聞いてみることをおすすめします。そして作品に関するアドバイスをもらい、より良い作品になるように相談しましょう。心ある出版社はこのような作者の思いに応え、より良い作品になるように協力してくれるでしょう。このようにして良い出版社にめぐり会うことができれば、あなたの作品が世に出て輝くのです。まずは自分に合う出版社を選びましょう。



自分史を執筆するには



自費出版で人気の高い自分史について説明します。まずは、書きたいと思ったきっかけを探ります。例えば、何か目標が叶い、努力が実ったということや人生の節目に感じたこと、何か人に知らせたいような大きな出来事等、さまざまなことがあるはずです。そのような事柄を整理してみましょう。これが大事なコンセプトです。そして次にすることは、自分年表作りです。分かりやすく、子供時代から作ってもいいですし、学生時代や青春時代といったようにポイントポイントで押さえてみても良いでしょう。次にその区分ごとにまとめ、人に知らせたいような大きなエピソードを各時代2つくらい考えます。「何が、いつ、どこで、どうなった」という起承転結を大切にまとめるとわかりやすいものになるでしょう。その次に登場人物です。家族、友人、恋人、ライバル等をわかりやすくまとめましょう。その際、性別、氏名はもちろん、見た目、趣味、口癖など、わかりやすく興味深い人物であると面白いかもしれません。ここは個人のセンスが光るところです。登場人物に光を持たせましょう。

このようなことを念頭に構成案を作り、執筆してみましょう。作品が未完成でも相談に乗ってくれる出版社はありますので、ネット検索等で探し、アドバイスをもらっても良いでしょう。その際に、費用の相談もしてくれる場合があります。早めの見積もりがあれば、創作意欲がかき立てられることもあるかと思います。こうした出版社を利用することもモチベーションを保つための方法です。



自費出版に掛かる費用



自費出版に掛かる費用はその形態によって異なりますので、出版社との相談がポイントになります。書店に流通させるか、本のサイズ、カバーをつけるか、表紙はハードカバーかソフトカバーか、何ページの本か、本文の中のカラーページは何ページか、写真や図がカラーか白黒か入る枚数は何枚か、希望の発行部数、納品部数、書籍定価はいくらにしたいか等、出版社と相談します。その際、ネットで相談フォームがある出版社もありますので、あらかじめ記入して送信したのち、出版社から、詳しい見積もりをもらう事も出来ます。上記の項目が費用の実際にどれくらいの金額になるかの目安になりますので、希望はしっかりと伝えましょう。具体的な金額を出して、このくらいで何とかしてほしいということであれば、そのように動いてくれる出版社もあるかもしれません。このような良心的な出版社を探すと良いでしょう。つまり、良い出版社との出会いは、掛かる費用にも関わってくるのです。その意味でも出版社選びは大切です。

自分史は、自身や家族にも関わるノンフィクションですから、書店に並べたいのか、ウェブサイトで売れる様にしたいのかなど、家族にも確認をとっておきましょう。その上で発行部数なども考えますので、費用が関わってきます。カラー白黒か、紙の質をどのようにするかということもプライベートで楽しめる程度で良いか、公に出したいかではずいぶんと違ってきます。出版に踏み切る理由をよく考えた上で、見積もりを依頼することをお勧めします。その出版が高いものになるのか、安いものになるのかは人によって様々でしょう。

こちらの記事の監修者

自費出版の風詠社コラム編集担当 大杉剛

  • 株式会社風詠社代表取締役社長。
  • 1979年3月、早稲田大学第一文学部ロシア文学専攻卒業。
  • 畜産関係業界紙編集記者を経て、印刷会社でシャープ(株)の社内報編集を担当。
  • その後、東京および関西に本社を置く自費出版会社3社に勤務し、企画・編集した書籍は450点以上。2008年に株式会社風詠社を設立。自費出版の編集歴は30年以上。
  • コラムでは、読者の皆様や自費出版を検討されている方に、有益な情報をお届けすることを目標に執筆しています。

風詠社Twitter

風詠社note

ページTOPへ