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自費出版の利点と業者の選び方のポイント

自費出版をする四つの利点



自費出版を考えている方もいるのではないでしょうか。従来は、商業出版が一般的でした。しかし、出版社の中には自費出版のサービスを提供してくれるところもあるので、幅広い方が気軽にサービスを利用することが可能になりました。自費出版をおこなう利点は大まかに分けて四つあります。

一つ目は、今までの思いや言葉を形にすることができる点です。パソコンなどで執筆をしている方は、実際に手に取って自分の本として読むことは難しいです。しかし、自費出版をすることによって、実際に「本」という形にすることができるので、本棚に並べたり自分で書物として楽しむこともできます。

二つ目は、こだわりを追求することができる点です。商業出版においては、利益を得るために出版をするので出版社の意見を反映させて本を書くことになります。そのため、自分の思いよりも、出版社の意見を反映させなければならない場合もあります。しかし、自費出版は商業目的ではないので、自分の個性などを本に取り入れることができます。また、出版社の意見をそのまま本に反映しなくても出版することができるので、構成などを自分好みのものにすることも可能です。

三つ目は、幅広い方が出版することができる点です。基本的に商業出版で本を出版される方は、何かの賞を取ったことがある方や、出版社の方で選んだ人になります。しかし、自費出版においては、費用を払うことによって誰でも出版をすることができます。

四つ目は、共有をすることができる点です。自費出版をしたいと考えている方の中には、後の世代に残すために本を書いて出版しようと考えている方もいるのではないでしょうか。本があることによって、子供に自分が歩んできた人生を伝えることもできます。また、本は大事に保管しておけば残るので、孫の世代にも自分の考えや教えを伝えることができます。子供や孫に自分の考えを残すだけでなく、友達や本を手にとってくれた方と一緒に共有することも有用です。

このように、自費出版をすることによって多くの利点があるので、自費出版をしたいと考えている方は増えてきているのです。



出版する流れについて



出版する際は業者に依頼をするのが一般的になります。そのため、出版の流れを把握しておくと効率的に出版をすることができます。出版の流れに関しては業者によって異なるので、一例をあげます。

出版するためには原稿を業者に送る必要があります。業者によって送る方法は異なりますが、ホームページなどから受け付けてくれるところもあるので、印刷をしなくてもパソコンからデータを送ることも可能です。当然ではありますが、多くのところが郵送からの受付もおこなっています。次に、スタッフが原稿を読み見積書を提出します。見積書を受け取ると出版契約を行います。出版契約では出版費用や支払い方法だけでなく、出版契約期間なども明記されます。契約に同意をして出版費用を支払うと編集がおこなわれ、編集の際には原稿整理やページレイアウトなどがおこなわれます。編集が終わるとデザイナーの方がオリジナルのデザインラフを提示してくれます。その後に、印刷がおこなわれて製本作業に移り、著者に納品されます。

業者によっては、マスコミに出版を告知してくれるところもあります。また、流通管理などをして、販売状況を知らせてくれるところもあります。



自費出版をするための業者の選び方のポイント



現在では、自費出版のサービスを提供してくれるところはとても多くあるので、どのようなところを選択したら良いのかわからない方もいるのではないでしょうか。選び方のポイントは大まかに分けて三つあります。

一つ目は、費用です。費用に関しては、なるべく家計などに負担がかからないように依頼したいと考えることが一般的です。また、費用は業者によって異なるため、費用を安くしたい方は業者選びをしっかりとおこなうことで、自分の思っていることを実現できることもあります。業者によっては、少ない費用で本格的な出版をすることができるようにサポートしてくれるところもあるので、そのような業者を選択すると価格を抑えて自費出版することができます。

二つ目は、サポートです。初めて自費出版をする方もいるので、サポート体制が充実しているところを選択すると効率的です。業者によっては著者の思いに対して誠実に対応してくれるところもあるので、そのような業者を選択すると安心して出版することができます。

三つ目は、電子書籍での出版の対応もしてくれるかどうかです。現在はインターネット社会であるため、紙媒体の書籍だけでなく、電子書籍での発行を検討している方もいるのではないのでしょうか。電子書籍での発行は、紙媒体で発行するのに比べて、印刷の製本費用と在庫管理が不要なので大幅に価格を抑えられます。その時代のニーズに合わせて発行できることも利点です。

こちらの記事の監修者

自費出版の風詠社コラム編集担当 大杉剛

  • 株式会社風詠社代表取締役社長。
  • 1979年3月、早稲田大学第一文学部ロシア文学専攻卒業。
  • 畜産関係業界紙編集記者を経て、印刷会社でシャープ(株)の社内報編集を担当。
  • その後、東京および関西に本社を置く自費出版会社3社に勤務し、企画・編集した書籍は450点以上。2008年に株式会社風詠社を設立。自費出版の編集歴は30年以上。
  • コラムでは、読者の皆様や自費出版を検討されている方に、有益な情報をお届けすることを目標に執筆しています。

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