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執筆した著書を自費出版するメリットをご紹介

自由な作品作りができる



自費出版という言葉を耳にしたことがある方は少なくないはずです。いつか著書を出版したいと考え日々執筆活動を続けている方だと自費出版も視野に入れているかもしれませんが、ここでは執筆物を自費出版するメリットなどを紹介します。執筆物を自費出版するメリットですが、最初に紹介したいのは自由な作品を出版できるということが挙げられます。一般的に著書を出版するには出版社や外部の利益、思惑などを考慮しなくてはなりませんが、自費だとそのようなことを考える必要はなく自由な作品を世に送り出すことができるのです。

自由度の高い作品を世に送り出すことができるというのは最大の魅力でありメリットではないでしょうか。プロの作家やエッセイストとして活動している方の中にも、出版社の利益や思惑を考慮して本当に書きたいものが書けないというジレンマに陥っている方は少なくありません。物書きにとって自分が本当に書きたいものが書けないというのは非常に辛いものですし、自由に作品を創りたいと考えるのは物書きの共通した思いでしょう。自費での出版ならそれも可能になるというメリットがあります。

もちろん、自費出版だからこそ著者がすべての責任を負う必要はありますが、だからこそ作品作りにも全身全霊をもって取り組むことができます。一切の妥協を許さず細部にまでこだわった作品を創ることができるのは物書きにとって本望でしょう。妥協せずに自分自身で作品の舵取りができるというのは魅力的なポイントですし、だからこそ自費での出版に乗り出す人が後を絶たないのではないでしょうか。自分の作品に口出ししてほしくない、本当に自分が書きたいものを出版したいという方にとってはベストな方法です。



ステータスにもなる



執筆物を自費出版するメリットの紹介ですが、作者にとって出版物があるというのは一種のステータスになります。社会的地位もない、特に財産があるわけでもないという方にとって本を出版しているというのは何物にも代えがたい最高のステータスと言えるのではないでしょうか。本を出版するというのは誰でもできることではありませんし、一定の文章力、文才、センスも必要となってきます。たとえそれが自費での出版であってもそれはステータスであることに変わりはありません。

仮に友人や知人が本を出版したと聞いたらどうでしょう。恐らく多くの方は凄いと思いますし、尊敬してしまうのではないでしょうか。それくらい本を出版するというのはインパクトのあることですし、凄いと感じてしまうものです。社会的地位や財産がなくても自分が誇れるステータスがあるというのは心の拠り所にもなりますし、そこから大きな自信に繋がることもあります。ステータスを持つことができるというのは最高のメリットであり魅力的な部分と言えます。

自費であれ本を出版するということは凄いことですし、今後の人生に大きな影響を与える可能性は大いにあります。あらゆるシーンで恩恵を受けることもあるでしょうし、会話における説得力なども向上するのではないでしょうか。本を出版するくらいの人が言っていることだから、と周りを納得させられますし、友人や知人、家族からの評価もこれまで以上に高くなるでしょう。最初からステータス目的で本の出版を考える方はいないでしょうが、結果的にステータスを得られるのはメリットです。



作品が後の世に残る



自分の作品を世の中に残すことができる、後世に残せるというのは自費出版のメリットではないでしょうか。ここまでに執筆物を自費出版するメリットをいくつかご紹介してきましたが、自ら手掛けた大切な作品を世の中に残すことができるというのも大きなメリットに違いありません。素晴らしい作品というのはいつの時代も色あせないものですし、素晴らしい作品、個性的な作品ほど後世に語り継がれていくものです。自分の生み出した作品がそのようにして後世にまで語り継がれるようなものになる可能性も十分あります。

インターネットが発達した現代ではブログやホームページを作成してそこで作品を掲載しているような方もいます。確かに、この方法でも作品を残すことができますが、無料ブログの場合だといつブログが消されてしまうか分かりません。無料ブログというのは運営元がすべての判断をしますから、ある日突然閉鎖されてしまうということも考えられます。また、有料でホームページの運営をしている場合でも自分が亡くなってしまったらホームページが閉鎖になってしまうことも考えられます。

本を出版するとその作品を後世に残すことができますし、それが素晴らしい作品であればあるほど必然的に残っていくでしょう。人の手から人の手に渡り歩くかもしれませんし、自分が死してさらに価値が高まるかもしれません。実際、著者が亡くなってから価値が高まった作品などは数えきれないほど存在します。いずれにせよ、自分の生み出した大切な作品を後世にまで残せるというのは大きなメリットでしょう。

こちらの記事の監修者

自費出版の風詠社コラム編集担当 大杉剛

  • 株式会社風詠社代表取締役社長。
  • 1979年3月、早稲田大学第一文学部ロシア文学専攻卒業。
  • 畜産関係業界紙編集記者を経て、印刷会社でシャープ(株)の社内報編集を担当。
  • その後、東京および関西に本社を置く自費出版会社3社に勤務し、企画・編集した書籍は450点以上。2008年に株式会社風詠社を設立。自費出版の編集歴は30年以上。
  • コラムでは、読者の皆様や自費出版を検討されている方に、有益な情報をお届けすることを目標に執筆しています。

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