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自分の記録を残すために自費出版を利用してみる

自分の記録を本に残したい



長い人生を生きていると、色々なことが起きるものですが、そうした記録はまず残らないものです。歴史上の偉人ならともかく、一個人の記録が正確に残ることはそうあることでもないので、自分が生きてきた証をはっきりとした形にして残したいという方は、自費出版に挑戦してみてはいかがでしょうか。自分の生きてきた証を本にするという方は意外と多く、会社経営者の中には人生録を自費出版して社員に贈るという方もいるようです。もちろん人生録だけでなく、趣味の小説や句などを本にするという方などもおり、作る人それぞれに違った本を作っています。

自費出版に挑戦したいときは、製本や印刷などの作業を担当してくれる業者を探す必要があります。一から自分で作るとどうしても対応できないところも出てくるので、自分は原稿を用意して、その後は業者のスタッフと相談しながら、使用する紙や表紙の装丁など、細かい指定を行いながら、どの程度費用がかかりそうか相談していきます。印刷数も指定が出来、自分たちの周りで楽しむために一冊だけ注文するという方もいれば、作品に自信があるからと、何冊も印刷するという方もいますが、印刷数が対応しているかどうかは業者にもよるので、はじめから印刷数を決めている方は、前もって対応しているか確認しておきましょう。

印刷された本は、様々な形で利用することができます。自分の知り合いに配っても構いませんし、追加で料金を支払うことで、本屋に置いてもらったり、ネット通販サイトで販売することも可能です。自費出版本が売れることはそう多くはありませんが、中には自費出版から大ヒットして、小説家としてデビューした方もいるので、自分もひょっとしたらその一人になれるかもしれません。更に最近では電子書籍の販売も依頼できる業者があるので、販路をより広げてみたいという方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。



どんな本を作れるか



自分の書いた作品を翻意したいという方は多いですが、出版社を通して出版できるケースは非常に稀で、特定のジャンルしか扱ってくれないケースも珍しくありません。そうした中でも、どうしても自分の本を出版してみたいという方は、自費出版に挑戦してみるのも一つの手です。自分で料金を支払いさえすれば、好きな本を出版することが出来ますし、場合によっては店舗で販売することも可能なので、上手く本が売れて評判を集めることが出来れば、自分の作品をどんどん世に広めることが出来るかもしれません。

自費出版は自分で印刷費用などをまかなうことによって、自由に作品を印刷することが出来ます。そのため自由に作品を作ることが出来、私小説や句集、写真集にマンガなど、書籍として販売できるものなら、大抵のものは製作することが出来ます。とはいえ特殊な印刷が必要なものや、装丁に力を入れているものなどは、どうしても費用が高くなるため、大量に印刷することは出来ないでしょうが、それでも本として自分の作品を作りたいという方は、予算が許す限り、自分が理想とする形の本を製作してみてはいかがでしょうか。

実際に印刷した本は、手元においても構いませんが、実際に販売してみることも可能です。業者によっては販売についてのサポートもしてくれるところもあるので、最初から販売を想定している方は、そうした業者を探してみると良いでしょう。もちろん売れるかどうかは別問題ですが、最近は印刷データを利用して電子書籍としても販売できるサービスも行われてきているので、自分の作品をもっと多くの人に見てもらいたいという方は、電子書籍形式での出版にも挑戦してみるのも良いでしょう。



業者を選んでみる



趣味でお話を書いているという方や、俳句や詩を趣味にしている方など、文科系の趣味を持っているという方の中には、自分の作品をちゃんと残したいと考えている方も少なくありません。そんな時利用されることが多いのが自費出版で、自分が作ってきた作品を一冊の本にまとめて、時には実際に販売してみるなど、自分の中で完結してきた趣味を、多くの人に見てもらうチャンスを作りたいという方もいれば、そこまで大々的なことは考えず、自分の生きた証を身の回りの人に残すために、何冊かだけ本を作りたいという方もいます。

自費出版で本の製作を依頼する際は、複数の業者から一つを選ぶ必要があります。具体的にどこを利用するかは、自分が何を優先するかが重要なので、例えば料金や対応できる冊数、利用できる紙や加工の種類、作られるまでの時間など、自分が気になっている点があれば、その点を確認しつつ、一番理想に近い業者に依頼するようにしましょう。本を出版するというと、何百冊も印刷しなければならないというイメージもあるかもしれませんが、業者によっては一冊だけでも対応しているので、それほど多くは作りたくないという方も、安心して依頼することが出来るでしょう。

自費出版を利用する際は、自分の要望にどれだけ応えてくれるかも重要です。個人が出す費用の場合、印刷できる冊数なども限られていますし、特に自分と自分の身の回りの人に見てもらうために作成する品なら、自分が考える理想の形に作ってもらわないと、いざ完成しても納得出来ない造りになることが多いです。出来る限り直接編集の方と話をして、自分の想い通りの形で出版できるように配慮してくれるか、実際に話を聞いてみて確認してもらったほうが、自分が理想とする形の本を作ることが出来るでしょう。

こちらの記事の監修者

自費出版の風詠社コラム編集担当 大杉剛

  • 株式会社風詠社代表取締役社長。
  • 1979年3月、早稲田大学第一文学部ロシア文学専攻卒業。
  • 畜産関係業界紙編集記者を経て、印刷会社でシャープ(株)の社内報編集を担当。
  • その後、東京および関西に本社を置く自費出版会社3社に勤務し、企画・編集した書籍は450点以上。2008年に株式会社風詠社を設立。自費出版の編集歴は30年以上。
  • コラムでは、読者の皆様や自費出版を検討されている方に、有益な情報をお届けすることを目標に執筆しています。

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