自分史の書き方を解説!上手に自分の歴史をまとめるコツは?
厚生労働省が公表した「簡易生命表(令和元年)」によると、日本人の男性の平均寿命は81.41歳、女性の平均寿命は87.45歳だそうです。
「定年で退職したら隠居する」などという一昔前とは違い、長い人生ではセカンドライフの選択肢も増えて、多様なライフデザインが可能な時代になりました。
このように変動している人生設計において、どこかの節目で区切りをつけ、自分史として記録を残しておくことが最近注目されています。
そこで今回は、自分史の書き方について、自分の歴史をまとめるコツや手順、自費出版の方法を解説します。
自分史とは?
自分史とは、自分の人生の記録です。
自費出版される人の中でも、多くの方が自分史を書いていらっしゃいます。自分史を作成する過程では、個人差はありますが、次のような効果を得られることが考えられます。
●自分という存在を客観的に捉えられる
●生きた証を後世に残せる
●文章力・表現力が身に付く
●自己肯定感が高まる
●これからの生き方を考える指針となる
自分史を作ることによって、自分の人生をじっくり振り返り、見つめ返す時間が持てます。
さらに自分の足跡をまとめることは、未来のライフデザインを考える足掛かりにもなります。自分史作りは、過去を振り返りながら未来へと前に進むためにあるのです。
自分史の書き方
自分史は、まず自分の人生を記録として客観的に捉えることが大切です。そのうえで、本としての構成を考えていきます。自分史作りのコツを4つの工程から見ていきましょう。
自分史の書き方のコツ➀年表を使用する
始めに、生まれた年から現在に至るまでの自分の経験や身の回りで起こったことなどを年代別に表にまとめてみましょう。経歴や職歴、結婚や出産など人生の主な出来事を中心になるべく詳細に整理していきます。このとき写真アルバムや履歴書、日記やスケジュール帳などがあると振り返りやすい上に、当時の気持ちなども蘇ってきて文章を作成するときにも役立ちます。
自分や身の回りの出来事と一緒に、世の中の重大事件や流行などの社会現象なども別枠にしてまとめておくと、執筆の際に便利です。また、その当時よく聴いていた曲や見に行った映画、よく通った店など、思い出す限り書き加えていきましょう。自分のパーソナリティがより客観視できるようになります。
自分史の書き方のコツ②主な出来事を膨らませる
人生の主な出来事を書き込んだら、それぞれの出来事の内容をさらに膨らませてみましょう。出来事の背景や詳細、その時の自分の感情や行動など、それぞれのエピソードを深く掘り下げて書きます。この作業の中で、「ここはぜひ目次に入れたい」と思う出来事が出てきたら、チェックしておきます。
自分史の書き方のコツ③本の構成をたてる
年表を作成して主な出来事をまとめたら、いよいよ本の構成作りに入ります。本の構成は本づくりの一番大切な作業で、これによってどのような本ができるかが決まります。
たとえば、すべての年代にまんべんなくエピソードが揃っていたら、自分の生涯を伝記風にまとめるのも面白いでしょう。仕事、趣味、特技など偏ったエピソードが多い場合は、テーマを絞って回顧録風にまとめると、軸のしっかりとした構成ができます。一つひとつのエピソードを丁寧にまとめたいのなら、エッセイ風な構成にすると書きやすいでしょう。構成作りは、つまり目次作りです。構成がしっかりと決まると、この後の執筆作業がしやすくやります。
自分史の書き方のコツ④文章を書く
構成まで決まったら、いよいよ文章を書き進めていきます。自分がまとめた年表やエピソード、集めた資料などを参考にしながら、書き進めてみましょう。書いているうちに内容が膨らんだ章には、さらに小見出しを付けるなどしてわかりやすく構成を整えていきます。
自分史は今後の人生も豊かにしてくれる
自分史は自分の人生の記録作りです。そして、今後の人生を豊かにしていくためのものでもあります。1度しかない人生です。まだまだ長い自分のライフデザインを考えるためにも、これまでの自分の歴史をまとめて記録しておくことをおすすめします。
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